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2004-10-10

妹にキャリアカウンセリング

今朝母から電話があり、今日の午後にそっちに遊びに行ってもよいかと言う。何にもないところですが、それでもよろしければ…と言うと、お昼過ぎにみんなで車に乗ってやってきた。みんなというのは、父と母と妹だ。

とりあえずお昼ごはんを、ということで駅前の小洒落たレストランでランチをとり、ご一行様を連れて我が家へ案内した。一通り狭い室内をチェックし終えると、みんなどうにかして腰をおろし、あれやこれやと雑談を始めた。

そこで発覚したのが、妹がとうとう先月で会社を辞めたという事実。以前から辞める宣言はしていたのだが、なかなか辞められずにきていた。新聞社特有のシフトで夜行性の生活を送っていたので、今は朝方生活に体を戻しているのだそうで、ちょっと休暇をとって、しばらくしたら転職活動をするのだという。

そこからずっと、話題は妹の転職に関することだった。今思えば、今日は記念すべき私のキャリアカウンセラーデビューの日だったのかもしれない。対面で今後の方向性に関する転職相談、これまでのキャリアの棚卸し、応募書類の作成まで、1時間ほど使って具体的なやりとりをしたのだ。

最初は何のキャリアもないといっていた彼女だけど、一つ一つ質問をして答えを引き出していくと、彼女の経験・スキルをアピールするネタはぽろぽろと溢れ出てきた。最後にはとてもアピール度の高い妹の職務経歴書が、少なくとも私の頭の中では出来上がっていた。

妹はこの間に自分のキャリアについて書き留めたメモを見て、「私ってスゴイじゃん!」と目を輝かせていた。すみません、そういうコなんです…。でも、やっぱり嬉しかった。こういうサポートがあることで、変に嘘をついたり色をつけなくたって人は十分に自分の魅力を伝えられるのだと実感できた。

こういうサポートを必要としない人もいるし、逆に過度に依存されても自分で自分の人生を生きようという意識のない人に対して何ができるわけでもない。でも、確実にキャリアカウンセリングという取り組みを通じてより良いキャリアを形成していける人たちもいるのだと体感することができた。やっぱり、こういう取り組みは積極的にしていきたい。そんなことを思った一日。

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