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2004-09-20

村上漬けに司会依頼

このところ、村上春樹さんの文庫本を読みあさっている。あさるといっても、たくさん出版されている中のまだまだ一握りに過ぎないのだが、この連休で3冊、ここ数週間で5冊読了した。今日また新しい2冊を購入してしまったので、まだまだこの村上漬けは続くことになるだろう。本読み…に限らずあらゆる事にぐずな私にとって、これはかなりハイペースで事が進んでいると言える。

私は元来何かに没頭するということがなく、良くも悪くもバランス人間である。なので、あまり一つの世界につかり過ぎて(そうなる事自体滅多にないが)、目に見える世の中がゆがんできそうになっても、そうなる前に必ず危険信号が出る。そろそろ引き上げなさーい!と、私の中で、小人Aが小人Bに対して信号を発するようにできているのだ。

そういう意味では、本を読み続けた連休三日目の今日など信号は黄色い点滅から赤の点滅に変わっていたのを私は知っている。ただ今回は、小人Cが出てきて、「日頃から何かに没頭してしまう事のない私がなんだか一所懸命に本を読んでいるのだし、まぁ三連休だからここは放っておいてあげようじゃないか」と勝手に話をまとめており、そのため私は先程まで通常にありえない「ちょっと漬かった状態」になっていた。※注:そんなに怪しくはありません。

しかし今日も夜7時を過ぎると、小人Aがすかさず「さすがにこのまま連休が明けるのもどうか」と問題提起をし、皆同意。それに従って私も以降本を開かないようにした。そういう時にまたタイミング良く友人から電話がかかってきて、明日という現実世界への架け橋となってくれた。

で、電話の内容はというと、来月の結婚式の二次会で司会をやってほしいという依頼。まぁ、なんと!驚きのあまり、本当に一気に現実世界に引き戻された。初めは及び腰だったのだけど、よく考えてみると役割を持たずに誰も知り合いのいない二次会に参加するのもそれはそれで手持ち無沙汰かなぁという気がしてきて、結局依頼を受けることにした。

彼女と同じ職場で働いていた時、私が多くの人の前で話すことが日常茶飯事な仕事をしていたために今回こういう人選になったようだが、そういえば久しくマイクを持って人前に立つことなどしていない気がする…。大丈夫だろうか。まぁ、どうにかなるだろう。どうにかしよう。その役割をもって、しっかりお祝いしてあげたいと思う。そんな気持ちをもって床につく。

これで明日も無事社会復帰できそう。すくい上げてくれた彼女に感謝である。

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