昨日のお食事会の番外編
昨日の「話」で書いた父方の親戚とのお食事会で、従姉妹の女性がこんな事を言っていた。子どもの頃おじいちゃん(父の父)のところに行くと、「今日は○ちゃん(私の父)からおこづかいもらったから、外においしいもの食べに行こう」と言われ、よく食べに連れていってもらったと。それに対して父は、あれは長く父に振り回されて苦労していた母にあてて毎月振り込んでいたものなのに、と苦笑いしていた。
昨日会った叔父が税理士になるため会社を辞めるといった時も、家族がある身でそんな身勝手なことがあるか!と親戚一同(うちの父は8人兄弟)から一斉に猛反対される中、父は「まぁやってみろや」といってお金を貸していたのだという。ちょうどうちも3人もの子を育てるのにお金がかかっていた時期だと思う。結果、彼は本当に税理士になり、現在はスタッフを抱えて事務所を営み、豊かに暮らしているようだ。
父のちょっと良い話というのはいつもこういう場で耳に入ってくる。父が自ら私たちにそういう話をすることはないので、数少ない親戚との親睦の場で気まぐれにしか耳に入ってこない。だいぶ時間が経ってから親戚の思い出話の中でぽろぽろとこんな事実が明らかになり、その度私はほろっときてしまう。
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