« 夏の夜 | トップページ | 夜のお出かけ »

2004-07-08

長い前置きと元上司の退職

未だ体調不良を引きずってはいるものの、一歩職場に足を踏み入れれば仕事はなだれ込んでくるわけで、本日も朝から晩まで猛烈に仕事をしてきた。猛烈。なんて的確な言葉なんだろうと一人うなずいてしまう。今日は数十件の転職相談メールに次から次へと対応していったので、本当に生気を吸い取られた。一件一件に一人一人のユーザの人生があるので気が抜けない。しかし、曖昧な相談が多いのも事実。こういう日はいつもにましてものすごい集中っぷりだ。この一日を終えると本当にぐったりするけれど、自身のキャリア支援スキルがぎゅっと高まった気がする。「よくやったよ、おまえさん」と思う。

それはさておき、自宅に帰ってメールをチェックすると、前々職の上司から「退職のご挨拶」という一斉配信メールが届いていた。実は数日前の「大御所との会食」でその話は耳にしていたのだが、まさか今週末の退職とは。

早速「お疲れ様でした」メールを送ろうとメッセージを書き出したら、なんだか本当にいろんなことが思い出されて、感謝の気持ちがあふれてきた。私が今こうして「キャリア支援に携わりたい」なんてことを考えながらそういう仕事ができているのは、まさしく彼のもとで働かせてもらった「社会人再スタート」の機会があってこそなんだよなぁと気づいた。

私は新卒で入社した会社を3ヶ月ちょっとで辞めているので、そういうコを拾って育ててくれた前々職にはとても感謝している。そして、それがあの会社だったからこそ、私は教育事業やキャリア支援という天職にめぐり合えたのだし、彼のもとで仕事をできたからこそ、仕事そのものの面白さや仕事を通じて自分を高めていくことの素晴らしさを知ることができたのではないかと思う。こんなことを今更認識してお礼申し上げるのも失礼な話だけれど、とにかく感謝の気持ちを込めて「お疲れ様でした」のメールを送った。

人と人は、本当にいろんなところで影響しあって生きているんだなと思う。そういうことをしっかりと意識して、感謝して、感謝の気持ちを伝えて、生きていきたいなと改めて思った。

« 夏の夜 | トップページ | 夜のお出かけ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 長い前置きと元上司の退職:

« 夏の夜 | トップページ | 夜のお出かけ »