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2004-07-26

ハレンチくん

プールに行くと毎朝顔をあわせるハレンチくん。私も彼も初級者コースを使っているので、どうしても同じレーンになってしまう。ハレンチくんはいつも私より先にプールにいる。そして、私より先にプールを出ることがない。いったい何時間プールにいるのだろう。

ハレンチくんは女の子が大好きだ。いつも女性の後ろにぴったりとくっついて泳ぐ。そのレーンがどんなに空いていても、なぜか「ハレンチくんにくっつかれた女性+ハレンチくん」のところだけ必ず渋滞している。「見るからにおばちゃん」は除外しているようだが、基本的に女性であれば人を選ばない。ただ、クロールより平泳ぎの女性に吸着する習性がある。

今朝も私がプールサイドに立った時には、もうひと泳ぎした後といった様子でプールの端っこにぼーっと立っていた。ハレンチくん的には残念なことに、愛用の初級者コースには男性しかいない状態だった。まずい。これで私があのレーンに入ると、女性は私一人ではないか。平泳ぎの女性がやってくるまで私で茶を濁す気ではあるまいな。

そんなアホなことを考えながらプールサイドで準備運動をしていると、なんとハレンチくんがプールからあがってきた。そうか、そうか。今日はもうあがるのか。ハレンチくんなんて私の思い違いだったのかなぁ。そうだったら失礼極まりないなぁ。そんな反省を胸に、私は彼と入れ替わりプールに入った。

さて泳ごうかとゴーグルをあてて遠くに目をやると、あれ、プールサイドの荷物置き場のところにハレンチくんの姿がある。帰り支度をしているようには見えない。どうもまだ終わりじゃないらしい。妙に周囲を気にしながら、ゴーグルの内側にリップスティックみたいなのを塗りつけて磨いている。なんだ、あれ。ドラえもんの道具か?怪しい。まぁ、気にしない。私はクロールで泳ぎ始めた。

25mプールを往復して戻ってくると、やっぱりハレンチくんが戻ってきていた。もう25m泳いでUターンするのに振り返ると、ハレンチくんがしっかりくっついていた。うわっ。しかし、まぁどうしようもないので、そのまま泳ぎ続ける。なかなか離れない。もうこれは平泳ぎの女性がやってくるまで待つしかない。いくらか泳ぎ続けたところで、救世主の平泳ぎ女性が登場。そうしたら本当にその女性に乗り換えていった。全く根本的な解決にはなっていないが・・・。

偶然同じペースなんじゃないの?っていう突っ込みは、私もここ数ヶ月何度となくいれてきたのだが、それにしてはあまりに怪しすぎる行動の数々。女性がいない時には休んでばかりなのに、女性が泳ぎ出すとぴったりくっついて平気で泳ぎ続ける。女性が端っこで休憩を始めると、ハレンチくんもぱったり泳ぐのをやめてしまう。そこまでも偶然としてみたとしよう。女性が休憩をやめて泳ぎ出すと、ハレンチくんもあわててその後をついていくのはいかがなものだろう。さらに今朝、女性の後に別の男性が泳ぎだしてしまった時なんて、隣の上級者コースに移ってこれまでにない猛ダッシュでクロールして先まわり。折り返し地点で初級者コースに戻って女性がやってくるのを待機していたよ。

私も泳ぎながらよく見てますね。気にしなきゃいいんですけど、なかなかね。まぁ、ひたすらクロールで爽快な朝に努めます。

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