2019-02-12

「すごくできる人」の講義を聴くだけでは、なぜ「できる人」になれないのか考

別にどこかで講演したとか取材を受けたとかじゃ全然ないのですが、

「すごくできる人」の講義を聴くだけでは、なぜ「できる人」になれないのか

という問いに対して、自分なりの回答をテキストに起こしながら整理してみようと思い、あれやこれや考えていたら、上のリンク先のような1ページができました。

話の流れとしては、「すごくできる人」の講義を聴くのはムダなのかっていうと、そんなことは全くなくて、これこれこういう価値があるんだけど、学習活動において「講義」って決して万能じゃないから、講義の生み出せる効果と限界を知って、「できる」ようになるまでを射程に入れて、講義を足場に、その先の学習活動をマネジメントしていく必要がある。そのステップとしては、学ぶ側にとっても、育てる側にとっても、こういうコンセプトでいくといいんじゃないか、というような話を展開しています。

読者想定としては、こういう方に何か参考にしてもらえるところがあればと。
●セミナーや勉強会、研修で「すごくできる人」の講義をよく聴いている方
●周囲から「すごくできる人」と思われていて、講義をよく引き受けている方
●「すごくできる人」を講師に招き、セミナーや勉強会、研修を企画している方

なのですが、これがどうにも、ひとりで脳内ぐるぐるした結果の産物なので、人にシェアして意味がある話になっているのか判別つかず。

ただ最近、日経クロストレンドのFacebook投稿で、レイ・イナモト氏が黒いTシャツ姿で「不完全でも世に出すスピードこそものを言う」と頻繁に語りかけてくるので(かって解釈…)、とりあえずネットの片隅に置いてみました。

素朴なテキストがメインですが、何かしら読んでくださった方の学習活動なり育成活動の一歩を進めるお役に立てば幸いです。

2019-02-01

専門職のチームの置き方、まわし方

連載しているWeb担当者Forum「Web系キャリア探訪」第9回では、メルカリ樫田光さんのチームの作り方・育て方の話も、じつに聴き応えがあった。

チーム論やリーダー論として他所で耳にしたことがあるノウハウでも、これだけ実践できていて、これだけ成果につなげている人はそうそういないのではないか。最終的には、樫田さんの人間力…みたいな話にしか着地できないんじゃないかって気もするほどだったけれど、チームの作り方・育て方について考えさせてもらったことをメモしておく。

組織構造モデルでいうと、組織を「機能別」にするのか「市場別」にするのかって話がある(後者は「事業部制組織」っていうのが一般的だけど)。

●機能別の組織(横軸)
研究開発、製造、販売、営業といった組織の機能、職種/職能ごとに組織を分けるやり方

●市場別の組織(縦軸)
製品・サービス、地域、顧客/顧客の業種といった市場/事業部ごとに組織を分けるやり方

どちらも一長一短、事業の規模とかステイタスとか、会社全体の戦略とか、現在どういう人員で構成されているかとか、いろんなことを考慮して判断するのでしょうけれども。

メルカリのBIチームは、樫田さんの手腕で、この2つのいいとこどりをした「マトリクス組織」的にうまく配備・機能させているんだろうなぁという印象をもった(素人目)。

●マトリクス組織
機能別/市場別などで縦軸・横軸の組織構造を併存させ、メンバーが縦・横2つに属して活動する組織

樫田さんが2018年4月に登壇された「Data Analytics Summit 2018」のスライド資料(77ページ目)によれば、メルカリは会社の大枠としては「事業」「地域」といった市場別組織で構成されているよう。あるいは、もう少しタスクフォースなりプロジェクトっぽいチーム編成かもしれないが。

参考:What makes Mercari Data-Driven(77ページ目)

こうした組織の中でBIチームは、データ分析に長けた「職種」でメンバーを集めてチームを編成し、組織横断的な活動を行っている。社内に広がる大小さまざまなプロジェクトに入って職人的に活動する体制。この「社内」とは、プロダクト開発部門の各チームにかぎらず、経営・広報・マーケティング・ファイナンスなどのバックオフィスも含めて活動しているもよう。

樫田さんいわく「谷に突き落とすから勝手に育ってくれというタイプです。ただ、どの谷に落とすかは、その人のスキルに合わせて考え」ているなど、自分のマネジメントスタイルも心得つつ、つかず離れず丁寧に、メンバーが充実感と成長実感と責任感をもって働いて成果をあげていく環境づくりをしている。

◆独立性高い機能軸のチームを作って、チームマネジメントの品質は自分が担保
◆各メンバーには本人の能力が活きる&伸びる役割や案件を用意
◆メンバーの席は現場に置き、各現場で各々の専門性を発揮できる業務環境を与える
◆メンバーが席をおく各現場の統括者との関係づくりも怠らず、そこから各現場の課題を都度つど持ち帰るのも抜かりなく
◆メンバーとは週1で1on1を30分もって、今何をやっているかを把握するに留まらず、各現場から持ち帰った情報など踏まえつつのアドバイス
◆チームで週1ミーティングを設けて、分析の知見共有&レビュー

そして当然ながら、自身が掲げた「組織がデータや数値を使って正しく意思決定できるようにすること」(わかりやすい)というBIチームのミッションに基づいて、社内の信頼を積み上げていっている。突飛なことは何もないけれど、明快な軸を打ち立てて、これを丁寧にやり続けて確かな成果をあげていくって、スーパーマンくらいじゃない?ってくらいのハイパフォーマーだ。

データ分析の専門家として「自走」できるメンバーを採用できている前提あってのチーム作り・育て方なので、最適解は環境ごとに異なるだろう。

でも、高い専門性と、頻繁に知識・技能のアップデートを求められるような専門職チームをマネジメントする人たちには、BIチームのあり方にいろいろ参考にできるところがあるかもな、あったらいいなと思いつつ、今回の記事を送り出した。

2019-01-31

「Web系キャリア探訪」第9回、メルカリのデータ分析チーム

Web担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第9回が公開されました。今回は、メルカリのデータ分析を預かるBIチームのお三方をインタビュー取材。

メルカリのデータ分析チームが熱い! 個性的過ぎる3人がメルカリを選んだ理由

言わずと知れた日本最大のフリマアプリ「メルカリ」ですが、メルカリ社として企業の顔をみてみると、2013年のアプリリリースから短期間に日・米で1億ダウンロードを突破、国内だと7,500万ダウンロード、利用者数は月間1,100万人、累計流通額は1兆円と飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長中の注目企業です。

組織としても「すごい人たちの集団」感がスゴイわけですが、その中の人たちは、どんな感じで採用されて、どんなキャリアの人で、どんなものの考え方をして、どんなふうに働いて生きているのだろう…というのを興味深くお話し伺いました。

スゴイの一言でくくっちゃうと、へぇほぉははぁ…で終わっちゃいかねないのですが、それぞれのキャリアの歩みを丹念にたどると、いろいろなエッセンスに分解して読むこともできます。ご自身のキャリアやチーム作りの参考になる情報を拾い読みしてもらえたらなと思っています。

というのも、「キャリアモデル」っていっても現代では、「1社40年をどういう道筋でたどったか」ってわかりやすいパターンを1人格に求めるのは無理がある転職当たり前の世の中。自分にぴったり感のあるキャリアモデルを探しまわるより、いろんな人のキャリアの歩みから、自分が参考にしたいエッセンスをパーツ単位で取り入れたり、これは自分にそぐわないなぁと思うような人の価値観にふれたときも、それをもって自分の価値観を知る機会に活かすくらいがちょうどいいだろうと思うわけです。結局はキャリアって、望むと望まざるとに関わらず自分オリジナルにならざるをえないわけだし。そこから先の個別的なサポートをキャリアカウンセラーとしてできたらってところもあるのですが。

閑話休題、今回の取材は「分析力」を強みにしている面々とあって、ご自身のキャリアについても、その分析の妙が話の節々に窺えました。「ちょっと自分を離れたところから見てみて、こう考えた」という話が随所にちりばめられているように思います。

石田さんについては本編で書きましたが、樫田さんの「自分の今の希少性ってなんだろうな」って視点をもって考えてみることとか、「インプットとアウトプットを交互にするのがいいから、次はインプットだ」とか、新保さんの「5年後には来る」という市場の読みとか、「技術を極めるよりも良いプロダクトを作る方に興味がありました」という自己分析も。

後から振り返ればってことも含むかもしれませんが、自分が考えたこと、結論を出した根拠のようなものをすごく分かりやすい言葉で語れるのは、人に伝えられるレベルに自分の中で意識化している証拠だなぁと感服。

お三方を通じては、力みすぎず、キャリアデザインしすぎず、人との出会いや機会を活かして自分の世界を広げていく柔軟さ、オープンさを心地よく感じた取材でした。

編集後記「二人の帰り道」の森田さんのお話も二重三重に染み入ります…。よろしければ、少しゆったりした時間に、ぜひご一読ください。

2018-12-21

「Web系キャリア探訪」第8回、転職から1ヶ月は地図をつくる

インタビューを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第8回が公開されました。今回は、セールスフォース・ドットコムのエバンジェリスト熊村剛輔さんを取材。

44歳、転職は10社目。サックスプロ奏者からIT業界へ転身した男の人生

「転職先では、まず地図をつくる」って、概念的だけど分かりやすい、いい表現ですよね。自分で、自分の居場所を作るのって大切。1ヶ月って期間を設定しているのも、なるほど!というか、さすが「プロ転職家」。

新卒社員として同期と一斉に入社した場合は、ある程度お膳立てされて段階的に居場所や役割を与えてもらえるかもしれないけれど、転職した場合や、新卒でも一人でポンと入った場合は、自分で立ち回って、いろんな人にコミュニケーションをとりにいって、まずはその世界の地図をつくるのが大事。

「地図をつくる」のって、ただ静かに様子をうかがって観察した結果をマップに描き起こすだけじゃなくて、自分のこれからの人間関係を作っていく極めてアクティブな活動を内包しているところが見逃せないポイントだと思う。

そうした地図づくりから、職種や階級などの組織に与えられた役割にかぎらず、個人としてここでどう役立てそうかを自分で模索したり開拓していく能動性が、転職には欠かせないと思う。

また、そうやって手探りで自分の役割をたぐりよせていく自律的なキャリア形成が、21世紀の標準的なスタンスになっていくとも思っている。

私は(ほぼ)最初の転職のとき、これができなくって苦労した。もう20年近く前のことだけど、前の会社を辞める決断をして送り出されるとき、お世話になった人たちから「あなたならどこにいっても大丈夫よ」なんて言われて、自分も新しい環境への順応性は高いほうじゃないかと、どこか高をくくっていたのかもしれない。

自分で自分の役割をつかんでいく意識、自分の使いものにならなさ加減を直視して不足分を恥さらして身につけていく根性が希薄だった。これで転職してから半年くらいは、夜中だけ出てくる蕁麻疹に苦労した。

今振り返れば、20代のうちに谷に落ちておいて軽傷で済んで良かったなぁと思う。あぁそうか、自分で自分の役割や居場所って作っていくんだって大きな学びを得られて、その先の転職時に蕁麻疹が出ることはなく、自分で自分の働きどころを形作っていったり、自分の不足するところを正面から受け止めるスタンスが前提になった。

さて、本編の話。「エバンジェリスト」なんていうと、自分のキャリアとは結びつかないかなぁという印象をもつ方が大半かもしれませんが、熊村さんの転職歴は、なんと10社。ベンダー側と事業会社側、いずれの立場でも複数の企業を経験されているので、いろんな方に、自分のキャリアとの共通項を見いだせる部分はあるかな、とも思います。

また、居場所を変えているからこそ見えてくる熊村さんの首尾一貫した仕事への向き合い方には、刺激をもらったり共感するところも、いろいろあるかもしれません。

一人の人間の人生である以上、それがどんなに変化に富んだものでも「1本のシナリオ」にまとめられうるものだと私は思っていて、それぞれにどんな意味をもたせ、前の経験と後の経験にどんな関係性を見出すかも、本人次第。

意味づけは自在であり、また自分次第であり、自分の意味づけにこそ意味がある、とも思う。だから、一つひとつの経験を編みこんでいって、そこに自分にとっての価値を実感できることが、きっと何より大事なことなんだと思う。

熊村さんは、自分が何を大事にしてどこでどう働くのかに自覚的で、丁寧に言葉に起こしてその辺りをお話しくださっているので、自分のキャリアの解釈を広げてみるのに良い刺激をもらえるかも。ご興味ございましたら、ぜひご一読くださいませ。

2018-11-30

「Web系キャリア探訪」第7回、アフィリエイトオタクの生きる道

インタビューを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第7回が掲載されました。今回はアフィリエイト愛に満ち、その愛情を遺憾なく発揮して活躍する、フリーランスの鈴木珠世さんを取材しました。

アフィリエイトオタクが45歳過ぎてフリーランスに「会社員より今が一番楽しい!」

みずから「アフィリエイトオタクなんです」と切り出す、アフィリエイト愛に満ち満ちた女性。私は「のめりこむ」ということがなかなかできないタチなので、オタクをサポートする役まわりなのだと開き直って人生を送っていますが(なので周囲にはオタクが多い)、オタクがそのテーマについて熱心に話すさまというのは、その人に内在する生命力が満ち満ちている感じがあって、いいですよね。

なんてこの人の人生は充実しているのだろうかと、あふれだすエネルギーをいくらか分け与えてもらえたような、ありがたい気持ちになります(テーマにもよりますが…)。なので鈴木さんのお話を聴いていて、すごく元気をもらいました。

よく「Will/Can/Must」の円の重なるところに、自分の仕事領域を見いだすなんていうけれど、「オタクがそれを生業にする」というのはその理想を地でいく感じの“最強”感があります。

Willは「自分がやりたいこと」、Canは「自分ができること、得意なこと」、Mustは「自分がやるべきこと、やらねばならないこと」といった言われ方をします。

Mustは、社会的なニーズとか、組織から求められることとかって言われたりもするけれど、私は3つ目の円を「そうせずにはいられない、やるべきと突き動かされること」とか、「自分がその活動に意義や価値を感じること」っていうふうに捉えています。それが社会的なニーズ(とまで大仰にとらえなくても、他の人の役に立つこと、助けになること、人を喜ばせたり豊かにすること)に通じている感じ。

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「オタクがそれを生業にする」っていうのは、この3つの円の重なりの、深い、深ーいところに仕事があるってことだよなぁって気がして(必ずしもそうじゃないのかもしれないけれど)、こりゃ最強だなって尊いものに感じられます。

私はオタクという人生を生きられる身の上ではないと割り切っているけれど、オタクのサポーターとして、こういう円の重なりにオタクが自分の仕事を見出し、有意義に働ける組織づくりとか社会づくりには貢献できたらいいなと思っています。

オタクオタク繰り返すと、あれだけども、ギークとかのほうがいいのか。いや、何かを好きで、得意で、それに並々ならぬ価値を見出している人というのか。そういうものを見出している人が、それを仕事にして、それゆえに充実した人生を歩めたら、本人もすごく幸せだし、社会もきっとおおいに恩恵を受けられるよなぁと。

そういう人たちが働きやすい環境づくりって、社会としても、組織としても大事に育んでいったら強いと思うのですが。こういう「半端ない人」たちが、残業時間を気にして、組織にばれないように隠れて仕事するとか、突出してすごいんだけど、はみ出し者扱いで評価されないとか、いろんな規制がきつくて働きづらいから会社辞めちゃうとかじゃなくて(いや、独立したい人が独立するのはいいことだと思っているけれど、組織に残る選択肢もあったほうが自由だという意味で)、そういう人たちが会社に所属し続けて、仲間を引っ張っていってくれたり、すばらしく純粋な生命エネルギーを周囲に振りまいてくれるような組織改革/働き方改革もあっていいんだろうなぁとか思います。

そんなこんなは、編集後記の後のつぶやきということで。ぜひ本編をお楽しみください。ほんとうの編集後記にあたる「二人の帰り道」は、本編に寄せています。最後までご一読いただければ幸いです。

2018-09-28

「Web系キャリア探訪」第6回、転職から移籍へ

Web担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第6回が掲載されました。今回はインフォバーンの田中準也さんを取材。

6回の転職はジョブホッパー?「広告業界で部署異動してるだけだよ byジュンカム」田中準也氏のキャリア観

JR東日本企画で14年間勤めた後は、電通、トランス・コスモス、メトロアドエージェンシー、電通レイザーフィッシュ、インフォバーンと転職を重ねていますが、田中さんからすると「転職」というより「部署異動」のような感覚と言います。

この感覚、近しい業界に身をおいて同時代に働いてきた私も共感を覚えるところがあります。私の場合「○○業界で部署異動している」と思えるほど大舞台で働いている感覚はもちえないのですが、ここ20年ほど働いてきた中で、
1.企業間の壁が薄くなり、
2.企業間・企業と個人のコラボレーションが活発になり、
3.プロフェッショナルとしての個人の存在感が増していって、
4.人材の流動性も高まってきた
のは大いに肌で感じるところです。

数年単位で会社を渡り歩き、新しい職場で新しい仲間と新しいチャレンジをする人を見るにつけ、「転職」というより「移籍」という言葉のほうがフィットするなぁなんて思ったりしていました。

さて、今回の田中さんは、ネット黎明期から、その前線で仕事経験をもたれてきたわりに、「デジタルを主戦場にしよう」と決意された時期は、けっこう最近なんだなというのが驚きでした。

90年代に一度ネットの仕事に足を踏み入れた開拓者精神旺盛な当時の若者って、周囲の大人にビジネスにならんとか言われて理解を示されなくとも、どんどんデジタル、インターネットのビジネスに邁進していった印象があって。

そこでデジタル一辺倒とならずに、アナログ×デジタル双方の見通しよいところに立ち続けて、また双方の前線に立ち続けてきたところに、田中さんのキャリアのユニークさが際立つのかなと思ったりしました。

また、それは確かな田中さんの志向の表れであり、ご自身が選んできた道であり、そこに惹き寄せられるように仕事の誘いが都度やってきたと考えると、必然と偶然の絶妙なバランスの中に田中さんのキャリアが成り立っているように感じられます。

確かな志しや自律心をもってキャリアを舵取りするデザイン性も感じられれば、未知の可能性や人の縁に人生を預けるドリフト性も感じられて。どっちに依らずバランスをとりながら進んでいくのが人の道かなぁなどと思ったりしました。

というのは私の勝手な蛇足ということで、ぜひ本編をお楽しみください。編集後記にあたる「二人の帰り道」まで、ぜひご一読いただければ幸いです。

2018-09-02

スライド共有:社内研修の事後テスト問題を作るとき

この間スライドを共有したのは、これの前置きが長くなってしまった版だったので改めて、もともと作りたかったほうのスライドをシェアします。

社内研修や勉強会の事後テストを作るとき気をつけたい9つのこと

クライアントさんに研修プログラムを提供する一環で、研修後のテスト問題を作ったり、講師に作ってもらった問題を手直しする中で、この辺がテスト問題を作るときのポイントだなぁと思ったことをまとめたスライドです。

内容がニッチすぎるかもしれませんが…、だからこそネット上に浮かべて漂わせておくが良しということで。テーマにご興味がある方は、お目通しいただければ幸いです。

2018-08-31

「Web系キャリア探訪」第5回の掲載

今年の初めから連載しているWeb担当者Forum「Web系キャリア探訪」の第5回が掲載されました。

「私の仕事はおばちゃん業」ユーキャン・河内玲子氏。キャリアより社内の潤滑油役を極める

今回のインタビューは、生涯学習のユーキャンで、通信教育の受講者に向けたWebサービス開発を担当されている河内玲子さん。「かわち れい子」さんで親しんでいる方もいらっしゃるかも。私はお目にかかるの今回が初めてだったけれど、Web業界界隈ではよく名前をお見かけしてきた20年近いキャリアの持ち主。

おばちゃん業、橋渡し役、潤滑油、いろいろ呼び方はあるけれど、わかりやすくかっちょいい職種名や肩書きを持たずとも、その時その場で求められる役割を全うして極めればプロフェッショナルになれるんだよってことを体現されているキャリアで、勇気づけられます。よろしければ、ぜひご一読ください。

2018-08-28

スライド共有:社内研修や勉強会の効果検証

社内研修や勉強会の効果検証について、スライドを作りました。本当はもう少し具体的なノウハウを整理しようと思って書き出したのだけど、前置きをしたためていたら話が膨らんでしまって、一旦こちらの終着点へ…。これはこれということで、テーマにご興味ある方は、お目通しいただければ幸いです。

社内研修や勉強会がやりっ放しになっていないか

最近、自分の仕事、自分の役割について、考えごとをしている。ここしばらくはわりと、自分の目の前にある仕事をやることに焦点をあわせ続けて働いていたので、少し改まって、自分は何の役に立ち得るのかと。

キラリと光るものがあれば言葉にするのもたやすいのかもしれないが、なけなしの特徴をかき集めて言葉に起こしていくのは難儀である。

だからとりあえず、抽象的なのも具象的なのもごちゃまぜにして、メモに書きつける。仕事で大事にしたいこと、何がしたいのか、何は違うのか、どうしたらいいのか。今どう役に立っていなくて、それはどうしたらいいのか。市場はどうなっていて、どこで役に立ち得るのか。

散らかる言葉を構造だてて整理しきってみようとも思うのだけど、精緻に言葉でまとめきってしまうには、まだ早いような気もする。言葉は人を規定する。思考に良くも悪くも枠組みを与えるから、もう少しメモ書きのまま言葉を泳がせておいたほうがいいのではないかとも思う。

一方で、それってただの怠慢では、今がタイミングなのかもしれないよ、というツッコミも。どう枠組みを与えるかも、いつがそのタイミングとみるかも、結局は自分の解釈の与え方次第だ。

まぁともかく煮え切らないうちは、抽象的な概念で考えるより、できるだけ具体的な活動に目を向けて考えたほうが生産的である。頭の中で概念的に序列をつけようとするより、実際の活動をイメージして自分の欲するほうを体に選んでもらったほうが話が早い。

研修事業でいうと、今やっているオーダーメイドだけじゃなくて、研修をパッケージ化して量をさばきなさいよ!という拡大策は誰もが思いつく話なのだけど、そちらにはどうも食指が動かない。そこに今さら市場性があるか?というビジネス上の論点もあるが、それはおいておいて。

汎用的なパッケージを作って並べて、それをたくさん販売するというところに個人的に興味をそそられない。ということは、それと対極のところに自分の興味領域を浮かび上がらせられるのではないかと考えを進めてみる。

すると興味の向くほうは、簡単にいえば「量はさばけないが質にこだわる」ということになろうか。一つひとつにしっかり入り込んで、きちんと成果を出す。そういう方向で、もっと自分の働きを濃密化する道筋を歩めないかなと。

一つの研修プログラムを作っておさめるにとどまらず、クライアント各社の経営戦略に基づいて人材開発の方策を有効な施策に落とし込んで提案・展開する、現場の皆さんのパフォーマンスが確かに上がって、組織も個人も喜ぶ、包括的な人材開発のデザイン力が提供価値になったら一番だなと思う。

そういうものの一環として、効果検証のノウハウというのもある。教える取り組みはできているけど、本当にこれでいいのか、効果は上がっているのか、教える内容やレベル感、教え方、学ぶ側の学び方はこれが最良なのか、そういうことを受講者と講師、組織の後方から見渡して構造作りをサポートしていけるように腕を磨いていく道筋か。

そこにどれだけの市場性があるのかというと、なかなか微妙ではあるのだけど。この辺の働きをありがたいとは思ってもらえても、その曖昧な価値に対してお金をもらい事業を成り立たせるとなると、相当な力量をそなえないとって気がするけど、薄利多売方式でいっても同じように険しい道なら、こっちのほうが断然に模索しがいはある。秋・冬はもう少し目線を高くしてやっていこう。

2018-08-02

「Web系キャリア探訪」第4回の掲載

今年の初めから連載しているWeb担当者Forum「Web系キャリア探訪」の第4回が掲載されました。

ライオンに入社して1年で「あっ」と驚くデジタル施策を連発、その立役者の意外な経歴とは?

今回のインタビューは、ライオンのコミュニケーションプランナー阿曾忍さん。

大学院での微生物の研究から、就・転職を経て「バファリン」や「ストッパ」、「キレイキレイ」などを手がけるライオンのコミュニケーションプランナーに至る道筋を辿っています。どれも身近な商品なので、話がすごく面白い。

「多様性」っていうと、いろんな人がいることを認めよう、受け入れよう的な意味合いで聞くことのほうが多い気がするけれど、ひとりの人間の中にみる多面性にふれたときこそ、私は人間の多様性の妙に感じ入ってしまいます。

阿曾さんのお話は、初対面&限られた時間でありながら、そんな一人の人間の中に彩る多様性を感じられた時間でした。よろしければ、ぜひご一読ください。

それにしても、最後の写真は…。ど根性ガエルのぴょん吉的に、ライオンちゃんが私の服に張りついているように見えて仕方ない。

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