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2015-03-15

Kindle Voyageの使用実感メモ

電子書籍リーダーの「Kindle Voyage(Wi-Fiモデル)」を使い始めたので、その使用実感メモ。といっても、すでに世の中で挙がっている一般的なユーザーの声が多くを占めると思うので特別新しいことは書いていないと思うけど、自分用の簡単な記録と、最近使い始めた1ユーザーの感想メモとして。

ちなみに、手にしてまだ日は浅く、数冊ダウンロードして持ち歩き、縦書き・横書きをいくつか併読中。200ページ強のビジネス書(横書き)1冊を数日かけて読み終えたところ。まだ小説やマンガは読んでいない。

[第一印象]
手ざわりも見た目も高級感があって良い感じ。軽い。本の持ち歩きが楽になりそう。

[持ち歩いてみて]
これまで比較的厚い本を1-2冊入れて歩くことが多かったので、カバンはだいぶ軽くなった感あり。スペースにも余裕ができた。期待どおり。

[読書してみて]
・薄くて持ちやすい
なので、座った状態でも手に持って読んでいることがけっこうある。

・読みにくい感じもない
集中して何時間も読み続けられる感じがしないんだけど、私の場合それは紙の本でもそうなので、今のところ電子書籍リーダーだからどうこうという不快感はないんじゃないかという気がしている。

・曲がらない違和感
もう少し柔らかく、文庫本ほどでなくともぐねっと曲がる感じがあると、より肌になじんで読み進めやすい気もするけど(言うは易し)、一方で…

・置いても閉じないという便利
硬さがあって自立的にページが開いていてくれるので、置いて読んでも閉じないのは大変便利。手が楽だし、手を他のことに当てながらも読める。食べながら、飲みながら、キーボードたたきながらもOK。

ちなみに、紙の本でも閉じない本は実現でき「計算ドリル」とかあると思うんだけど、コードとか書かせる技術系入門書が「一緒にやってみよう!」と語りかけつつも、手を放すと閉じちゃう作りになっているのはなぜだろうと逆に思った。

・ページめくりのもたつきストレス
ページめくりの度に表示がにじんで、もたつく。ちょっと前のページに戻るという動作を面倒に感じてしまうレベル。表示領域が限られていて、ページをめくる頻度が高いだけに気になると言えば気になる。これはよく聞いていた話なので、今もがんばって改良中なのだろう。

・ハイライト、検索、引用できない本が混じる
古い本など書籍によっては、紙をスキャンしただけの状態で売られていて、ハイライト(線を引く)、検索、引用ができない。Amazonサイトのその書籍の「商品の説明」欄に注意書きがあったんだけど、「商品の説明」を書いた人(出版社?)の善意によってわかるようになっているだけなので、Amazonの仕組み上は区別されていないようだ(あるいは明記するよう運用ルールを設けているのか)。私は買って読み始めてから気づいた(紙よりは400円安かった)。

・人の「ハイライト」が見えるという新しい体験
ハイライトできる本だと、その本を読んだ別の人の何人が、この部分に線を引いたという情報がさりげなく記され、これはこれまでにない体験だなと、その部分を興味深く読んでしまう。逆に、自分がハイライトしたい箇所で、他の人が特にハイライトしていないのを、「私が初めて線を引く人」的に誇らしく感じる気持ちも。

・「ページをめくる」というメタファがしっくりこない
横書きの本を画面下まで読んで、次のページに行くとき、「下に送る」のではなく「右にめくる」という動きがしっくりこない。縦に長いWebページをスマホで読むように、縦長なり横長の1枚の巻物構造になっているイメージで、行を指で送っていくほうが自然に感じる。

見せ方の移行期なのだろうけど、古い本のスキャンデータならともかく、新しく出た本でも今のところそうなのか。もう少し楽に紙とデジタルと作り分けできるようになると変わるのか、あるいはもう少しデジタルファーストっぽく作るようになると変わるのか。

・現在地の把握が直感的にできない
今読んでいるところが「全体の中の」あるいは「今の章の中の」どの辺なのかという把握が直感的にできない。ここも今後改良していくのであろう道半ば感がある。すでに読んだ側と、これから読む側で、巻物の巻の厚みが違う表示とかがあるとわかりやすいと思うんだけど…と素人発想。

[読み終えた後]
・物理的に本が狭い部屋を圧迫しないのは良い。良いのだが…

・「読み終えた本」という物質が残らない虚無感?がなんとなく漂う。慣れかしら。

[使ってみて]
・Wi-Fiモデル(3Gなし)なので、同期はそんなにスムーズでない。主に家の外で使うのでネットにつながらない状態で使っており、Wi-Fi接続する家の中では立ち上げないことが多いから、読んだ最終ページが更新されない。だから、iPhoneで開いても最終ページは同期されないのがたいてい。

・スマホに比べてバッテリー長持ち、頻繁な充電が不要という取り扱いやすさを感じる。

以上、メモ書き。電子書籍リーダーが出始めた頃に比べると、だいぶ読みたい本が電子書籍として出てきている感はあり、紙と電子と併用していく感じで行きそう。そうしているうちに、こういう本は紙がいいなとか、こういうのはデジタルがいいなとか、もう少し体感的に整理されてくるかもしれないなぁという気がしている。

2013-01-08

セラミックヒーターを買うまで

ビックカメラでセラミックヒーターを買った。ダイキンのセラムヒートという遠赤外線暖房機。1消費者の購入までのいきさつをメモ。

私は寒がりだし、部屋もフローリングむきだしで寒いので、前からエアコンのほかにもう一つ暖房器具を部屋に置きたいとは思っていた。のだが、なんだかんだとやり過ごしているうちに季節は変わり、まぁいっかを繰り返し。

が、来る冬、来る冬、毎度冬は寒く、部屋も寒く、身体をふるわせて部屋にいる。いい加減これだけずっと欲しいなぁと思っているのだから、きっと買っても後悔はしないだろうと思い、数日前「本当に買うかも」モードにスイッチを入れてビックカメラへ行った。

一度目は様子見、買うならこれだなぁというところまでいって、家に帰って一晩寝かせてみたが、やっぱりあれ部屋においたらいいかなぁという気持ちが残っていたので(高まっていたわけでもない)、では会社帰りに買って帰るか、と再びビックカメラへ足を運び、買ってきた。

先の商品を選んだのは、(1)ビックカメラの暖房器具売り場で前のめりに売り出し中だったのと、(2)試演中になっていて前に立ったらあったかかったのと(暖房器具だから当然だが)、(3)商品下に設置されていたパンフレットを読んだらいいこと尽くめでべた褒めされていたのと(パンフレットだから当然だが)、(4)店頭に暖房器具の種類別特性一覧みたいなマトリクス図が張り出されていて、セラミックヒーターは即暖性に◎がついていたのと、(5)デザインがシンプルで色味も落ちついていたためだ。

あと、(6)私がその商品のスポットライト下にいるときに、背後の母娘が「これ、いいらしいわよー」と噂話ふうにささやいていたのを耳にしたのも、世の中のどこかでコレ評判がいいんだなぁと思った記憶があるので、一応付け加えておく。

で、大方気持ちを固めつつ、28,000円台を提示する値札の下に書かれた、他店でこれより安く売っていたら店員にお声がけください的な一言への対処を思案。手元のスマートフォンで価格.comをチェックしたら、なんと18,000円台がある。さすがに1万円値切るのは難しいだろうと思いつつも、これを見て28,000円のまま売ることもないだろうと思い、注意書きに従って店員さんに声をかける。

「これの在庫ってありますかね?」と尋ねると、「ありますよ」と店員さん。スマホを手に、「これね、価格.comの最安値で18,000円台があるんですけど、どれくらいまでいけますかね」と私。「うーん、量販店さんの最安値までは落とせるんですけどね。それだといくらになりますかね」と店員さん。一緒にスマホ画面を覗き込みながら、量販店の最安値までページを下っていく。コジマネット23,379円、これで手をうとうじゃないかと相成り(ネット販売っぽいけど)、きりよく23,000円にしてくれた。1万円値切ったら、5千円まけてくれた格好に。値切ったの、初めてかもしれない。初めてのお使い的にちょっと気分高揚。

「持ち帰ります?」と言われて、「できるかぎりそうしたいんですけど、ちょっと持ってみていいですか?」と試してみる。まぁ、持てないことはない。店員さんも「10kgくらいですね。まぁもてないことはないですね」と言うので、「じゃあ持ち帰ります」と宣言。

しかし店員さんも、店と私の家との距離も移動手段も知らないでよくぞ言いきった。店から出る前に、エスカレーターを数階下るだけで腕が折れるかと思った。だいたいこういうのは往々にして、もっている間に重たさが増してくるものなのだ。小学生のときに習っただろう。店員さん、もしや自分の体格、体力、筋肉、店と家の距離想定で言っていたのでは…。

とか、今さら言っても始まらない。角張って持ちづらい大きな段ボールを持ち、休み休みどうにか店を抜け、駅の改札を抜け、電車に乗って、最寄り駅から家まで汗をにじませながら帰ってきた。

まぁそれでも、数日後に届く身軽な最安値より、今日持ち帰れる重たい安値である。欲しいときが買いどき。おかげで今、右半身はほかほかだ。そして左半身は寒い。遠赤外線とはそういうものらしい。

2011-09-23

ICレコーダーを買うまで

定期的にインタビュー取材する仕事ができて、ICレコーダーを買うことにした。購入にあたってどんなプロセスを経たかメモに残しておく。人の役に立つメモではない気がするけど…、まぁ休日のおしゃべりです。

ICレコーダーは、自分に全く知識のない商品だという認識があったので、まずはどんな選び方があるのか、一般的な価格帯はいかほどなのか情報を得てみようとGoogleで「ICレコーダー」と検索。広告枠の下に視線を向けると、1番目と2番目を価格.comが独占。まずはここでみんなの意見を聴くのがいいと思い、1番目を新しいタブで開く。

3種類の人気ランキングが、それぞれ5位まで掲載されている。メーカーをざっとチェックしてみると、どのランキングもTASCAM、オリンパス、三洋電機の3社で占められているから、まぁこのうちのどれかかと思う。しかしTASCAMは聴いたことがないな、ICレコーダー専門メーカーなんだろうかと思いつつ、特に調べず。

価格帯をざっと眺める。3千円、5千円、8千円といった1万円未満もあれば、1万円台、2万円台もあるんだなとわかる。2〜3年前に出たのは1万円をきっているのかなぁと思いつつ、うるさいところでインタビューするわけでもないから、数年前の性能でも十分だろうなぁと、なんとなく2万円以上は対象外のイメージをもつ。

3つのランキングのうち「注目ランキング」はいまいちよくわからないので(編集している人が注目している?広告っぽいものかなぁと)、私はみんなの声を聞きに価格.comにやってきたのだということで「売れ筋ランキング」と「満足度ランキング」の上位製品をいくつかクリックして商品詳細をみてみる。「スペック」のところにいろいろ書いてあるけれど、「主な機能」などはいまいち理解できない用語も多く、ここでは「A製品もB製品もおおまかついている機能は同じなんだな」という認識を得るに留める。

前提として、さして高機能なものは求めていないのだという思いがあり、とはいえ1円でも安いものをというがむしゃらさもない。わかりやすい「最大録音時間」はどれも百何十時間という表記なので、今時のものはどれも1時間程度の取材を記録するのに困るものではないんだろうと思う。あまり時間をかけずに、用途に必要十分な商品に絞り込んでさくっと買えればよいのだ。

続いて「レビュー」を読む。三洋電機がたいそう褒められている。購入した人の満足度がとても高そうだ。一方で気になったのがオリンパス製品のレビューに書かれていた「オリンパスは営業力がありますからねぇ」という訳知り顔な声。この言葉を頭の隅に残しながら、一旦価格.comを去る。

みんなの声とは別に、専門家の声を聴いておこうということで、再びGoogle検索の「ICレコーダー」。まったく知識のない商品/サービスの購入に際しては、大衆の意見(量)と専門家のアドバイス(質)を両方踏まえたい。

検索結果を少しスクロールしてみると、1ページ目の中ほどに「ASCII.jp:ICレコーダの買い方(2009年初頭編)」とある。ASCIIの記事ならいかにも専門家の話が程よいボリュームでまとまっていそうなイメージ。2年前の話なら、基本的な選び方のポイントも変わっていないだろうと思い、クリック。

「ICレコーダを選ぶときのポイントはコレだ!」という見出しに、まさに!そんな話が聴きたいと思い一通り読む。ここで学んだのは、高音質を求める人っていうのは音楽の録音とかを想定している人で、そういう人向けに2万円台の商品があるんだなぁということ。あと、PCとの連携機能は地味だけど重要だなぁということ。USBケーブルを必要とする製品は、使いだすと面倒そうだ。本体にUSBコネクタが内蔵されているのにしようと思う。

後半のページに進むと、2009年初頭当時の一押し商品が紹介されていく。これはもう商品が入れ替わっているので読まなくてもいいかと思いつつ、あることが気になって結局最後まで読んでしまった。そして、これが商品選びというかメーカー選びの決定打に。

というのは、この一押し商品紹介ページ群、3ページにわたって当時1万円台(ボリュームゾーン)、2〜3万円台、さらに上の価格帯の商品群が紹介されていくのだけど、基本的に1ページの構成が「オリンパス→三洋電機→ソニー」の流れなのだ(最上位価格帯ページは違うメーカーが出てきていたけど)。

で、冒頭のオリンパス製品の紹介文には、特にこれがダメ、これができないという指摘は書かれておらず、基本これで十分という印象を与える。しかも紹介されている中で一番安価。続いて紹介される三洋電機とソニー製品は、さらにこんな機能もついているけど、あれはできないみたいな書き方が目立つ。

「さらにこんな機能もついている」というのも、前半の記事で「これこれをしたい人でなければ、こんな機能は不要だろう」と書かれていた記憶…。「ワンランク上の機能を誇る」と添えてあるけど、ワンランク上でなくてもいいなら高くつくからオリンパスにしておけば、という感じに見えてならない。

オリンパス営業力強いって価格.comのレビューに書いてあったからなぁと頭の中で勝手に関連づけが進む。広告っぽいのを見るとオリンパスが一番良さそうな印象を受けるようになっているけど、品質的には三洋電機が一番ってことなんじゃないかと邪推。三洋電機を応援したい気持ちがむくむくわいてくる。

そもそも、ものすごい検討に検討を重ねてメーカー選定を行いたいというのでもなかったので、ここらの印象でもう決めてしまって、三洋電機の手頃なのでいいかなぁと思う。レビューで一番なのは安心だし満足度も高いし。そして価格.comで上位にあった三洋電機「Xacti SOUND RECORDER ICR-PS502RM」を今一度チェック。USBコネクタも問題なく内蔵しているし、よし、これに決めたという気になる。

製品名を書いたメモをもって翌日ビックカメラへ。とりあえず実物を見てからというのと、店員さんは何を勧めるんだろうなぁという興味と。お店でICレコーダー売り場の前に立ち、重たいかばんを床において、製品を一通り眺める。私が目をつけていた「Xacti SOUND RECORDER ICR-PS502RM」があった!が、最も下の棚においやられている…。上の棚はやっぱりオリンパスが多いなぁ。

店員さんがやってきて「ご案内しましょうか」と声をかけてくださったので、特にこれを買おうと思っているとは言わず、「仕事で取材用にICレコーダーが必要になったんですけど、商品知識がなくて。これだけの商品から、皆さんどんなふうに選んでいるんでしょうね」と訊いてみる。オリンパスを勧めてくるのだろうかと、うすらぼんやり思う。

「下の棚のほうは、おばさまがたが趣味の稽古ごととかで使うものなので、お仕事で使うのでしたらやはり上の段の…」「よく売れているメーカーだと、やっぱりオリンパスさんが売れてますねぇ」、この他にもやりとりの中で2〜3回オリンパス押しにあう。これを聴いて、さらに三洋電機への思いが高まる…。

「でも下の段のも2〜3年前は最新機種だったんですよね?そんなに性能が低いってわけでもないですよね?」と聴いてみると、「まぁ、そうですね」と素っ気ない応答。「でも、例えばUSBコネクタが内蔵されているとか、使い勝手がいいのは上の段ですね」と目線を上にして言うので、「あの三洋電機のは、USBコネクタ内蔵されていますよね?」と視線を下に戻すと、「あぁ、ついてます」とものすごい小さい声で応答があった。

空気がまずい、私、彼女のテンションを落としてる!と悪いことをしている気分になってきたので、そろそろ決めてしまおうと店員さんの話の間を分け入って「この三洋電機のにします」と宣言。1消費者の購入記録でした。長くてすみません…。