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2014-12-27

十年の礼

昨日は今年の仕事納めで、晩には会社の納会があった。今の会社に勤めて丸十年の節目。今年の納会では、これまでずっと会社を支え、私のこの会社での十年を一番基盤のところで支えてくださった3人の方に、きちんと最敬礼してお礼を言いたいと思っていた。

納会の会場は、渋谷の喧騒を抜け、地下にくだったところにある洒落たイベントスペースで、天井が高く薄暗い照明のもとに200人ほどのスタッフがひしめき合う。

引っ張りだこの創業社長、社長、担当役員と話す時間をもてるのか不安だったけれど、隙をついて突撃するなどして…、お三方ともいくらか立ち話をする時間をもてた。感謝の気持ちを伝えて、深く礼をした。

陽気な会場ではやや仰々しく思われたかもしれないけど、伝えることができて本当によかった。来年も自分の仕事を一つひとつ形にしてお客さんに仕えつつ、それが会社貢献につながるといいなぁと思う。

2014-12-23

冬のプール開き

ここひと月ほどで3キロほど体重が落ちた。プール通いを再開したのだ。「毎日泳ぐとやせる」の法則は経験的にも知っていたのだけど、言うは易し、行うは難し、習慣というのは抜けるとなかなか取り戻すのが難しい。と、勝手に思いこんでいるからハードルが上がっているだけのような気もするが、こうして文字にでも起こしてみないと、勝手に思いこんでいる自分に疑問符を打つこともできない。

いったん習慣になると、毎朝40〜50分だらだら泳ぐのをひたすら気持ちいいなぁと思いながら続けるのだけど、仕事の繁忙期などにあっていったん習慣が抜けてしまうと、これがなかなか取り戻せない。というようなのを、15〜16年くらいだろうか、繰り返している。で、ここしばらくは習慣が抜けた期間を過ごしていた。

そんな折、10月下旬頃だったか「21日続けると、それは習慣になる」という見出しだかなんだかを目にした。「習慣」という言葉を見て頭に思い浮かぶのは、やはりプール通いのことだった。あぁ、あの習慣を取り戻せたらなぁと常々気にかけてはいたのだ。

だったら行けばいいのだけど、習慣を取り戻さなきゃと思うと「一度行ったきりで終わっては意味がないし」みたいなのが頭にまとわりついて一歩目が踏み切れず、ずるずる。しかし、これは良いではないか。「再びプール通いを習慣にする」となると目標があいまいすぎて始動しかねるが、「21日続ける」のがゴールなら見通しが良くて、とりあえず行ってみるかという気になる。

その頃は、ほかにもいろいろと追い風が吹いて(そういうときには、そういう風が吹いているものだ)、11月上旬に初冬のプール開きに至った。といっても、私が通っているのは年輩層にもやさしいフィットネスクラブなので、プールはしっかり温水だ。ぬるま湯の中をだらだらと泳ぐのだ。

で、プール通いを再開してみると、やっぱり水の中に入ってのんびり泳ぐというのがたいそう気持ちよくて、2週間もすると、これは習慣取り戻した感あるなぁという状態に落ち着いた。それでも、いや、しかし21日経過するまでは油断は禁物だぞ!と自分を警戒しつつ、今プール通いを再開してひと月半まで来た。

それくらい泳ぎ続けていると、もう少し違った以前の感覚がよみがえってくる。今読んでいる物語の中に、洞窟の暗闇のなか短槍でやりあう戦のシーンがあって、主人公が途中からふしぎな感覚にとらわれるのだけど、その表現がまさに自分の身体感覚に重なった。

夢の中で舞を舞っているような、ぼうっとした心地よさが、身の底から全身にひろがっていく。相手の動きにさそわれて、ともに舞を舞っているような心地だった。槍は、うなりをあげて、すさまじい速さでたがいに攻撃しあっているのに、まるで、時が、ぬるい液体に変わってしまったようだった。*1

こちとら「舞を舞っている」なんて比喩するのはおこがましい我流の泳ぎ方だし、すさまじい速さでもなんでもない、かなり気合いの抜けたスピード。それに、私のはまさしくぬるま湯なので、文学的比喩じゃなくてそのまんまじゃないか!という感もあるのだけど…。

しかし、プール泳ぎをひと月以上続けていると泳いでいる最中に、そのぬるい液体に身体だけでなく、自分の時間をものみこまれたような、ぼうっとした心地よさを覚えるのだ。その心地よさとたわむれながら、だらだらと泳ぎ続けるのは至福である。

以前プールに通っていた頃の体型・体重に戻って、だいぶ身動きもとりやすくなった。あとは毎日、はぁー気持ちいいなぁーとぼんやり思いながら、のんびり泳ぎ続けていければ嬉しい。過去を振り返るに、仕事の繁忙期に続けられるか、ここが正念場だろう。

*1:「闇の守り人」上橋菜穂子(新潮文庫)

2014-12-19

入社10年

短納期の猛烈仕事が一段落して、久しぶりに緊張の糸をほどいた。顔をあげてみれば、一気に2014年の年末が押し迫っている。この年末で、今の会社に入って丸10年を迎える。2005年1月1日入社なのだ。

それより前、マルチメディアだインターネットだと騒がれた黎明期に7年ほど、そうしたものの講座を個人向けに提供する教育事業に従事していて(専門性があったからではなくて、たまたまの巡り合わせだけど)、その後キャリアカウンセラーの修行&実務期間をもって、再び人材育成事業の現場に戻りたいなぁと思っていた時期に、今の会社への転職の誘いがちょうどいい巡り合わせでやってきた。

当初は、自社に登録している派遣スタッフのトレーニング専任者を探しているという話で入社した。3年ほどは、主にその期待に応えるかたちでB2Cの仕事をしていたのだけど、その間ちょこまか対応してきたクライアント企業に社員研修を提供する仕事が、4年目くらいからメイン業務になった。それで今日まで、早7年ほどが経過。入社当初は想像だにしなかった法人向けビジネスを好んでやっているのだから、ご縁というのはありがたいものだ。

この10年で自分が社員研修を提供した先は、一般企業だけでも34社になる。ほそぼそと会社の端っこでやっているので、これが多いのか少ないのかよくわからないけれど、いろんな企業の方々と相対し、社内の人材に関する問題意識をうかがって、それをどういう問題として捉えて、どういう人材育成施策を打ったら有効なんだろうと手探りで形づくってきた時間と経験は、私にとって大変に尊いものだ。

20代のうちはブラックボックスだった法人向けの人材育成も、結局は生身の人間で構成されていて、そこには生々しい、だからこそ知恵をしぼって心をくだくことで解決しようのある問題が見いだせることを、肌で感じ取った。

何歳になっても、何年経験を積んでも、反省すること、緊張すること、試行錯誤することばかりだけど、それこそが豊かでたのしいってことだよなと思いながら、10年の節目をくぐり抜けようとしている。こんな中途半端な位置づけながら、なんだかんだとのびのび仕事をさせ続けてくれている会社には、すごく感謝している。

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