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2013-10-20

挨拶のことば

同じマンションの住人に、エレベーターで乗り合わせると挨拶してくれる若者がいる。私などは、その場の雰囲気次第で、挨拶しそうな人にはして、しなさそうな人にはしないくらいの自分のなさ加減なので、率先して挨拶するこの若者には感心してしまう。しかし、今日はその挨拶のことばに違和感を覚えた。

この間乗り合わせたときは平日の晩だったので気にならなかったのだが、今日は休日の朝10時だか11時だか。しかし、挨拶のことばが「お疲れさまです」だったのだ。え?ん?と一瞬頭の中がぐるぐるしたが、とにかくパスを返さなきゃ!という一心で、私の口から咄嗟に出たのも「お疲れさまです」だった。

朝だって!休日だって!ここは家だって!と胸のうちで自分突っ込みしつつも、ほんの数秒で階に到着してしまい、私は彼を残してエレベーターをおりた。そして、落ちついて考える。ああいう時って、普通なんて言うんだっけ。えーと…、あーと…、そうだ「こんにちは」だ!と、そこに至るまでに20秒近くかかってしまった。

挨拶、総「お疲れさまです」時代の到来。そんなタイトルが頭をよぎり、むぐっと反省した。そりゃ、上の世代が豊かな挨拶ことばを使わなけりゃ、あらゆる局面「お疲れさまです」に一本化されるわな。

多様なことばを知る機会、いや直接自分が言われる機会に何度も何度も恵まれてこそ、おのずと人は「ことばの選択肢がある世界」を愉しみ出すってもんだろう、もんだろう?そのためには、やはり自分から言うことである。自分から挨拶することである。

思い起こせば、昔は普段の生活のなかで「おはよう」「いってきます」「こんにちは」「さようなら」「こんばんは」「ただいま」「おかえりなさい」「おやすみなさい」のほか、「ごめんください」「ごきげんよう」くらいは使っていた。それは全部、私の周りの大人たちが快くこうした挨拶ことばを交わしつづけていたからだ。

せっかく一度は覚えたのに、最近使う自分の挨拶ことばの、なんと貧相なことか。まぁ独り住まいでシチュエーションに限りはあるけれども、昔使っていたくらいまでは取り戻したいものだ。ことばを豊かに使うことは、人生を豊かにする。

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