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2013-04-06

古希タブレット

先日実家に帰って父としゃべっていたら、「最近はタブレットが売れてるんだってな」と話題に挙げてきた。「テレビでやっていた」とのこと。「でも、難しいんだろ。兄貴が、タブレット買ったけど使いこなせず置いたままになってるって言ってた」と。それで、ちょっと興味わいたのが、また薄れてしまったようだ(が、やっぱり気になる男心…。だからこそ話題に挙げてきたに違いないと読む娘心…)。

若者世代なら「でも、お高いんでしょう」というところ、シニア世代は「でも、難しいんでしょう」なのかもしれない。中流階級のシニア世代が買い物にシビアになる理由って、「高いものを買う」のが嫌なんじゃなくて、「もったいないことをする」のが嫌って感じがする。それなりの額を出して買ったのに使いこなせず放置…という「もったいない」ことを自分がするのが嫌なのだ。父の例を挙げて世代をまるっと語るのも相当乱暴だが、父はよくそういうふうに言う。

しかし、もったいないことにならなきゃ欲しい。のであれば、シニアに最適化したタブレットを作れないものだろうか。「アラサーエアコン」より「古希タブレット」のほうが需要あるんではないか。古希は70歳。

最近縁あって、60代後半から70代前半くらいの方数人とお話ししたり、シニア世代向けサービスに関わる方のお話を伺ったりしたんだけど、この中流階級・古希世代というのは、ほんと元気でエネルギッシュだ。みんながそうとは言わないが、ヨボヨボという擬態語から縁遠い人がうじゃうじゃいるように思えてならない。しかもお金があって時間もあるけど、やること不足というような。

タブレットに詳しい人が集まって(できれば古希世代も一緒に)、既存のタブレット製品を「古希タブレット」にチューニングするワークショップとかやって、それで仕上がった製品を古希世代に使ってもらって(そこら中で老人会がコミュニティ活動しているので、そこに持ち込んだらいろいろ注文つけてくれるのでは)、そこで挙がった意見をとりまとめて「古希タブレット」を商品開発して量産するところとか、ないかしら。

ってかなり単純発想だけど、すでに製造・販売されているのか。あるなら買うのだが、さくっと見たところ見当たらない。では、「古希タブレット」を脳内で勝手にイメージしてみる。やりすぎで鬱陶しい面もあるかもしれないが、それは後で直せばよいよい。

●まず電源を入れると「ホームページをみる」「メールをみる」「メニューをみる」くらいの3択ナビゲーション
●デフォルトの文字サイズが大きい
●情報検索は、キーボード入力と同等扱いで、音声認識による方法も示される。「何をお探しですか?」と声をかけてくれる。好きな方を初期設定できてもいい
●情報入手は、「自分で読む」のと同等扱いで、読み上げてくれる方法が示される。「私が読みましょうか?」と声をかけてくれて読みあげてくれる。ニュース記事とかブログ記事とか長文だと楽ちん。これも好きな方を初期設定できてもいい
●お気に入りのサイトを見つけたとき「定期購読」ボタンをタップすると、RSSリーダー「新聞アプリ」に登録されて、以降「新聞アプリ」を立ち上げると各種の更新情報を読める(登録できない静的なサイトだった場合、ブブーとエラー音がなって「お気に入りに登録しますか?」と代替案を提示してくれる
●「家族とテレビ電話」アプリもプリインストール
●「簡単アルバム」アプリも。デジカメつなぐと「保存しますか?」「する」の簡単操作で自動保存してくれるとか、アプリ立ち上げるとすぐ写真が見られるとか、メールで簡単に送れるとか
●最寄り駅の時刻表、簡単チェックとか。乗換時間が標準よりスローテンポで歩いた「ゆっくり移動時間」を選べるとか
●「健康管理」アプリがプリインストール。体重とか万歩計とか血圧とか、食生活とか、運動記録とか記録。更新が滞ると、家族のメールアドレスに連絡がいくとか(任意)
●散歩アプリ。歩きたい距離や時間を入力すると、現在位置からちょうど良い散歩コースを提案してくれるとか
●ゲームアプリ。囲碁、将棋、カードゲームなど慣れ親しんだものを中心に
●その他シニア向けSNS、アプリストア、Podcast番組一覧(寄席とか旅行とか食とか)、iTunesU生涯学習、死ぬ前に観なおしたい(笑)名作映画、名作文学などのコンテンツストア
●緊急連絡したいとき、家族、110、119番に1タッチで連絡がいくとか
●銀行の振込手続きやら買い物なども簡単にできるなら…
●セキュリティはデフォルト堅めに設定
●音声によるナビゲーション、ヘルプ機能がある
●「直接教えて」ボタンをタップすると、サポートセンターにつながって個別対応
●地域の老人会コミュニティなどに呼ぶと、タブレット勉強会講師を派遣してくれる。勉強会中は一人一台タブレット貸し出し(タブレット買う気になった人は、そこで触った製品と同じの買うのでは。即売会で割引販売してもいい)
●無線LAN設置の自宅訪問サービスもあるとよい
●街中にサポートセンターをもっていたら、希望をききながら初期設定をやってくれるのもありがたい。映画好き、本好き、買い物好きなどにあわせて専門のニュースサイトやレビューサイトをお気に入りに登録してくれたり
などなど。

で、シニア向けのWebサービスやアプリを提供する事業体を増やしていくと、ユーザーや事業主と年齢が近いことを強みに40〜50代のコンテンツ制作者層の雇用市場も活性化しないだろうか、という一石二鳥な目論みなのだが…。シニア層の仕事をつくる、その年輪こそが強みになる仕事を増やしていくことが重要だと考える今日この頃。

なんてことを妄想しつつ、とりあえず素人なりにできるかぎりのチューニングをして父にタブレットをプレゼントしてみようかなぁと思っている。妄想は大きく、やることは細々ぃ。

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