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2012-12-10

ニッチな少額決済ストアの興隆

これまで長くインターネット関連のクライアントさんの研修づくりに勤しんできたのだけど、勤める会社の事業領域がそれに限らないこともあって、最近は映像系、ゲーム系のご相談もお受けする機会が出てきている。

この3業界は市場の垣根もなくなっていくのだろうし、私はどの業界もその道の専門家というのではなく、どちらかといえばそれぞれに対応できる、あるいはそれぞれを橋渡しできるように働いていくのがいいんだろうと感じる今日この頃。なので、まずは知識基盤づくりということで、最近はゲームの業界知識や技術知識を得たり、ゲーム開発者のキャリアについてもそもそ調べたりしている。

それで「デジタルゲームの技術」って本を読んでいて面白いなと思ったのが、Unity Asset Storeだ。iTunes Storeみたいな名前で、果たす役割もそれに似ているが、だいぶニッチである。

(素人なりに解説すると)Unityというのはゲームエンジンの一種。ゲームの開発者がマシンに入れて、OSとアプリケーションの間で動かすミドルウェアの集合体みたいなツールだ。ゲームをAndroidとiPhone両方に対応させられる希有なエンジンってことで、ゲーム開発者の間で重宝されているらしい。

これを開発する米Unity Technology社が、Unity Asset Storeというサービスを立ち上げた。これは、Unityユーザーであるゲーム開発者が、自分で作ったアセットを、このStore上で公開して販売もできるプラットフォーム。

Unityを使ってゲームを作ったときにこしらえた建物なんかの3Dモデルや、Unityを使いやすくするために作った拡張機能なんかを切り出したりパッケージングして販売できる。他の人はそれをStore上で購入して、自分のゲームに使うことができる。(以上「デジタルゲームの技術」内の大前広樹さんの解説から)

技術はまったくずぶの素人なので、これがどんなものかこれ以上の解説はしない(できない)けど、こうした特定領域の実務家向けプラットフォームみたいなのは、これからもいろいろ出てくるんだろうなぁと、なんか時代を象徴する感じのサービスだなぁと思った。

教育の世界でも、学校教師が自分で作った補足教材や小テストなんかをネット上で共有・販売できるプラットフォームがあって(TeachersPayTeachers.com)、1億円近く稼いだ教師もいるとかで、この間話題になっていた。

これは純粋にプラットフォームビジネスってことだろうけれど、Unityの例にならって構造を考えるなら、例えば小中高の教科書を出している出版社が、それを使って教えている教師向けに教材売買プラットフォームを立ち上げて、教師が補足教材として作ったプリントや小テストをそこに載っけて販売するって感じになるだろうか。

その出版社の教科書に最適化した小テストであれば、「この問題を間違えた人は、教科書の何ページをみて復習しよう」みたいな超最適化した解説も可能で、そこからデジタル教科書のそのページにハイパーリンクして復習するようなことが展開されるとか、という浅はかな思いつき。

ともあれUnityのように、大道具の開発・提供はある企業が担って、その企業がユーザー向けのプラットフォームを提供して小さな市場を作り、そこに特定業界のユーザーが集まって、その大道具を使うのに役立つ小道具を自作しては、それをストアに載っけて共有したり販売する。そういう少額決済のなんちゃらストアはこれからもいろいろ出てくるのだろうし、それで生計の一部を立てていく生き方もこれから一般的になっていくのかしら、と思ったメモ。

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