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2011-12-06

クライアント側の変化とWeb受託企業の戦略

もうちょっとまとめたので、昨日の続きでWebSig会議( #websig )のメモ。いろんな人がいろんなことを言ったのを、ごった煮的に私の頭の中で再編集してしまったものなので、あくまでも私的メモということで。今回の登壇者でなく、事前に行われた企業アンケートの声も一部含まれている。

まず、Web受託企業からみたここ最近のクライアントの要件変化や環境変化として挙がっていたものを、ざざっと列挙。まず案件の増減。

  • Flash案件減→HTML5案件増
  • PC中心からマルチデバイス化
  • スマホ対応増(IMJモバイルさんでは、フィーチャーホンの新規案件はここ1年でほぼゼロになった)
  • 広告代理店経由ではなく、クライアント直受けが増

次はクライアントから求められることの変化や、環境変化っぽいもの。

  • 広告代理店的な仕事の求められ方をされるようになった(戦略も制作もサポートも、まるっと全部やって!)
  • クライアント社内でトリプルメディア一通りの環境は整い、それをどう活用するか全体プランニングが求められるフェーズに入っている
  • Webに関するクライアントのリテラシーが高くなった(自分たちより知識、見識が深いことも)
  • 企業名や組織規模ではなく、個人名やフォーメーションで発注されるようになってきた
  • これまでのマス広告予算がネットに移行してくると、大手がネットにかける予算額も規模感が変わってくる(Nikeがバズ系ムービーを20億かけて作ったとか)
  • 3.11によって予算が一旦リセットされた感あり。クライアントはここを境に「デジタルメディア積極活用派」と「レガシーで残念な企業」の二極化がさらにくっきりしてきた

そんなわけで、レガシーな企業は放っておこう。前者の期待に応えられるよう、いかに成長を遂げるかが大事だ。今のままでは期待に応えられない。製造業的に仕事をしていては先はない。自分たちの役割を変容させていく必要がある。上記のような変化に対応して、自分たちはどんな戦略をとっていくのか、どんな戦術を打っていくのか考え実行するのが喫緊の課題だ、というようなメッセージとして受け止めた。

では、こうしたクライアント側の変化を受けて、各社の戦略は。さまざまなトレンドの取捨選択、新規参入、実績づくり、広報のサイクルについては前のエントリーで言及したとおり。それ以外にもあれこれ挙がっていた各社の取り組みをざざっと列挙。

  • 新規サイト構築案件から、運用/戦略立案/クライアント常駐型へ
  • 受託だけでなく、自社サービス開発を始めた
  • ページ制作から、アプリ開発に主軸
  • スマホ対応、SNSなどトレンド早期参入
  • 映像配信、コールセンターなどサービス拡張
  • 情報設計、ログ解析などのサービス専門化
  • クライアント業態特化(ECサイト特化で支援)
  • 海外展開(開発拠点としては実際結構難しい。営業拠点としてアジアに展開。中国より台湾やシンガポール、香港)
  • ネット購入だけでなく、ネットから店舗の誘導をどう支援するかに対応(スマホ、位置情報の活用、SNSの口コミ活用)
  • Webサイトデザインからコミュニケーションデザインへ(マス含め)

各社いろいろ。では、その戦略のための戦術は?そこに求められる人材とは?その能力をどう採用・育成する?と話題はつきないが、とりあえず、この話はメモ的に終わる。私は後方支援する立場だけど、自分なりにいろいろ考えさせてもらったことは、本業や連載やこのブログで、またぽろぽろアウトプットしていきます。改めて感謝。

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

よかった!うれしいです。今後ともごひいきに。

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