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2008-04-26

身勝手な解釈

今年のゴールデンウィークはカレンダー通りって書いたけど、今週末は土日とも出勤。今日からゴールデンウィークに入る人がいるなんてさっき知った。今年は 5月3~6日だと思ってた、身勝手な解釈。休む休まないの前にまず、世の中と認識を共有できるようにならないとな、きっと大人としてまずい。

そんな人間に薦められてもなんか訴求力に欠けるけれども、「ゴールデンウィークはのんびり本でも読みたいなぁ、でも何がいいかなぁ」と思ってる人に!いやいや小説なんて普段読まないという人にも泣いて頼んで読ませたいのが、瀬尾まいこの「戸村飯店青春100連発」

一昨日近所のコーヒーやで読んでいて、ぷっと吹き出して声あげてしまったり、ぽろぽろ泣いてしまったり、それをごまかすべく咳払いをしてみたりしながら一気に読了した小説(隅っこの席に座っていたからたぶん大丈夫)。

大阪の中華飯店で生まれ育った1つちがいの兄弟の高校生活(弟)とか東京生活(兄)を描いたお話で、真逆のタイプの兄弟が主人公を入れ替えながら展開して いくテンポの良さと、でもそんな急ぎ足で交換こせず、じっくりしっくり二人の気持ちとか二人の周囲の人たちの気持ちとかを描き出しているのがいい。

東京と大阪の対比も、登場する一人ひとりの心のもちようの描き方も、あえて描写しないで行間で伝えてくる曖昧だけど確かに何かがある表現も秀逸。久しぶりに小説を読んだんだけど、小説でしか 表現できないものをものすっごい豊かに表現している作品で、あぁやっぱりフィクションはちょくちょく読みたいもんだなぁって思った。

一人でたくさんたくさんいろんなことを考えたり想像したりしていて、誤解したり妄想したりもして、自分の中で勝手にどんどん大切な人が遠のいていったり自 分の存在がどうしようもなく思えてきたり。そんなどん底でふいに誰かと触れ合って、それまでの晴れない気持ちが一気に救われたり、かと思ったらまたわかっ ていながら同じどつぼにはまったり…なんてやりながら生きてて。そういう自分と素直に向き合いながら読書時間を過ごしていた気がする。

読了後お酒を飲みに出かけて深夜2時過ぎまで連れまわされ(笑)、その晩私はリアル世界でも救われた。最近の救いようのない自分の所在位置から少し拾い上げてもらえた気がする。支離滅裂な話だけど、ま、いっか。

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