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2007-11-21

「書きながらものを考える」

何やらいろんなことでせわしなく働く日々ですが、先週書いたコラム「リフレーミングで、考えの枠組みを変えてみる」がアップされたので読んでください話。毎回同じこと言いますが、今回もまた大変でした。編集某氏より「OKです」って返ってきた時「うぉーっ」と叫びたくなりました。でも「んー」って頑張った、そして「ほっ」と胸なでおろしました。

ほんと成長しないんだけど、今回一つ学んだことがあります。私、仕事で文章を書く行為を重ねていく中で、どうやら「きちんと素材集めして、構成や表現方法 もしっかり固めてからPCに向かうこと!適当に打ち始めないこと!」っていうのを無意識のうちに前提にしすぎちゃってたところがあったみたいで、それを自 覚できたのと、そうじゃないやり方でもいいじゃん!って割り切れたのとが、今回得たものとして大きかったです。

それは、ちょうどこれを書いている時に読んでいた村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」で、こんな一節に出会ってのこと。

前にも書いたが、職業的にものを書く人間の多くがおそらくそうであるように、僕は書きながらものを考える。考えたことを文章にするのではなく、文章を作りながらものを考える。書くという作業を通して思考を形成していく。書き直すことによって、思索を深めていく。

こういう感覚は私も書いている時常々味わっていることで、首を縦にぶんぶん振りたくなるほどものすっごい「そう、そうなのっ!」と思ったんです。それが自 分なんだって自覚したら、さらに村上春樹だってそうなら「そっか、それでもいいのか」って一気に楽になって、「今度からそうしよ」って思い直しました。

もちろん、ある程度の素材と構成案はまとめてからPCに向かったほうがいいし、そうじゃないと私も書きようがないんだけど、「ある程度」じゃなくて「しっ かりきちんと」まで紙上でまとめることに執着しちゃうと、どうにもまとまらないまま時間ばかり経過して、紙ばかり消費して不毛なんですよね、私の場合。

だから、ある程度の素材と構成案を紙上に書き起こした(というか書き散らした)段階で、ひとまずPC上で粗くてもいいから全部書き上げちゃう、とにかく最後まで到達してから推敲に入る ようにしようと。今もそういうやり方ではあるんだけど、今よりもう少しその「ある程度」のネジを緩めてかかろうかと。その方がものすっごい効率的に事が運 ぶ性質なんだと、今さらながら自分を理解して許してあげました。

これもコラムの話に通じるかな。無意識のうちに私の中に作られていた「べきだ」「あらねばならない」を意識の上に引き上げてリフレーミングする。「あらね ばならない」ことなんてそうそうないから、見方を変えた方が気持ちよくかつ有意義に生きられるなら、あっさり変えちゃった方がいいってもんですね(変えずに頑張った方が大変だけど有意義なものもあるので、見極め重要!)。

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コメント

コラムも読ませていただきました。
うんうん、このリフレーミングがまさに、今回のまりさんのブログ内で実践されていますね。。!

私も普段から心がけるようにしているのですが、
何事もポジティブに考えるようにする、、というのに近い考え方ですよね。
物事は見方を変えれば受け取り方も違ってくるというか。。
人の欠点と思われるところでも、それは別の見方をすれば欠点ではなくなるわけですよね。(と自己弁護も含めて書いています。。)

私はよく、親友から「もっと自信を持って」と言われるのですが、
たぶん人って自分自身の弱い部分、欠点ばかりが目に付きがちで(いや、そうじゃない根拠のない自信を持つ人も中にはいるけれど。。)、
そういう自分自身も、、もっと肯定的に見つめなおしてみよう、と思いました。

と、相変わらずうまくまとめられなくてすみません。。
いつも、良い気づきを与えていただいています。。有難う!

ベルさん、コラムまで足を運んでくださってありがとうございます!
そうそう、ポジティブに考えるっていうことですよね。私もそう心がけてる…っていうより、たぶんもともとの性質でそうです。ただ臆病体質とまぜ合わさってるので、超最悪の事態をかなりいろんな展開で常に想定しつつ、それでも最終的にはポジティブな方向に目線をあわせようとする、かなりおめでたい生き物だなぁと思います。まぁ、幸せなのが何よりですよね、うん。

ぼくもそうかな。
最終文量の5割増しぐらいで書き散らして、組みなおしていくって感じ。組みなおしていく過程で、思ってもみなかった軸で整理できたりする。最初からキレイに書こうとするとダメなんだよなー。これは図版とかもそう。

あと、最近発見したのは、日をまたいで進めている作業はむりやりやりきってしまわないでイイとこまできたら、その断片は書き留めて(紙とか頭の中に)家に帰っちゃうこと。そして、ちゃんと寝る。

そうすると思わぬ解決方法が見つかったり、何よりテンションが持続します。

一度「それ関連のこと」みたいなのを全部素材として外に出しちゃったほうがやりやすいんでしょうね。自分から切り離して「もの」として外部化したほうが、それがいるかいらないかとか、どこにどういうふうに置いたほうが伝わりやすいかとか、自分の外にある「もの」として客観的に見られる感じがします。中にあるときよりも主観から距離をもてるというか。
もう一つが、外に出して時間を経過させることで、新しい目と新しい頭で再編集、再構築できるってことですかね。「ちゃんと寝る」重要。ちゃんと寝てくださいね。(笑)

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