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2005-11-09

移ろいゆく中で

今日は土曜出勤の振替でお休みをとった。上野駅で待ち合わせ、以前に同僚だった友だちと会った。前回会ったのは半年くらい前。彼女は、その時には私はもちろん本人も予想だにしなかった激動の半年を送ってきた。いやいや本当にね、驚きますよ、そりゃあね。結婚して、コウノトリもやってきてと。とにかく、今日会った彼女が穏やかに幸せそうに笑っていてくれて何よりでした。

一年前には同じフロアの同じ島で肩を並べて仕事をしていたのにね、不思議だね、今はお互いすっかり違う生活を送っている。ほんの一年前にはこんな現在をまったく想像できなかったよね。だけど、会えば(半年会わなくたって)あの頃と同じ距離感で時間を忘れて話しこんでしまう。そういう関係性はこの変化もどこ吹く風、当たり前のように全然変わっていなくて。

お互い、「今」のそれぞれの生活に乗っかって、「今」の笑顔を交換している。一年前の笑顔はどうしたって化石なのであって、それにしがみついたりそれを懐かしんだり、それをどうにか持ち出して交換しようとしても何も始まっていかない。今日会った私たちは当たり前のように「今」を交換しあっていたよね。そして、きっとずっと「今」を交換しあっていけるよね。当たり前のように。

変わっていくもの。変わらないもの。両方のバランスの中でいつだって「今」を大切に生きていく、そういうのがきっと一番健全なんだなぁ。そんなことを思いながら彼女に手を振って、背を向けて、違う方向へと歩いていく。すると、それはそれで、ものすごく切なかったりもする。それは、やっぱり一年前とは違う「今」を大切な人と別々に生きていることに対して感じる切なさに他ならない。

上で言っていることと下で言っていることが真逆なんだけど……。真正面からすがすがしく受け入れてみたかったり、ちょっと切なくなってしまったり、そういう気持ちを同居させながらバランスをとって生きていくのが大人ってやつなのかなと思ったり思わなかったり。

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