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2005-10-08

奇譚(きたん)

先月に引き続き、今月も家族お食事会を開いた。今回は私が幹事。仕事が多忙極め、数日前にどうにかお店を予約して、昨日の晩にどうにか「18時に麹町の辺」というかなりざっくりした案内だけ参加者に電話連絡、当日0時をまわった頃に自宅から詳細情報をメールしたというありさま。

今朝は目覚めればすでに11時半をまわっており、全然朝じゃない。あぁ少し前までは休日でも7、8時に目が覚めるのが常だったのに、最近ひどくペースが崩れているなぁと寝ぼけまなこでしょんぼり。でもまぁ、これもそろそろ落ち着くのだろうと自分を励ましてみる。

というのも、昨日の朝目が覚めた瞬間、まるで神のお告げでもあったかのように「あぁ、抜け出た」と思ったから。なんだかよくわからないけど、何かから脱したような、下まで降りきってあとは上がるだけみたいな感覚が内にあった。なんだろう。かなり根拠ないけど、まぁ信じるのは自由だ。

実際のところ昨晩はまだまだ仕事が大変で、私にしては珍しい平日夜の予定もキャンセルしてしまったのだが、今日家族の食事会に向かう前、時間つぶしにモスバーガーに入ったら、昨日会えなかった友人と偶然会えた。大都会に埋もれる一軒のモスバーガーは、その前通い慣れた別のカフェに入ったものの人が溢れていたのであきらめ、しばらくさまよった後にたどり着いた今日初めて入るお店だった。それも、席を探す時ちょうど私の視界の中で友人の隣席だけ空いていたので気づいた次第。これは神のお告げ効果だろうか。

今読んでいる本にも通じている。今期より私のもう一人の直属の上司になった人(今期から2部署に配属され上司も2人)が貸してくれた村上春樹の最新刊「東京奇譚集」。偶然の重なりについて、その不可思議さをシンプルに受け入れて捉えるさまは、自分の思うところと共通していて心地よいし、自分の捉え方を再認識させてもくれる。目に見えない力は妄信するでも懐疑的に分析するでもなく、ただ「在るものなら在る」とシンプルに受け入れるだけだ。

徒然なるままに書いてしまうが、文中で印象に残った言葉。「かたちのあるものと、かたちのないものと、どちらかを選ばなきゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。それが僕のルールです」。結構説得力があるのは、「かたちのない」くせに「かたちのあるもの」と対等に見えてしまうだけの何らかの魅力を持っているからじゃないかしら、と思う。

友人と数十分おしゃべりした後、家族のお食事会へ向かう。今回は半蔵門駅徒歩3分のARGO(アルゴ)というギリシャ料理のお店。「東京カレンダー」7月号に掲載されていたお店で、こんな景色にうっとりして選んでみた次第。目の前には皇居。左手には英国大使館。9Fながら景色は最高で、店員さんも心地よい対応。ごはんもおいしかった。妹はディナーなのに寝坊して遅刻した。

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