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2005-03-02

お別れを

日帰りで京都へ行ってきた。伯母に最後のお別れを言うために。京都の滞在時間は5時間足らず。戻ってやらなきゃいけないことがあったのも確かなのだけど、あまりに泣きつかれてしまって最後の親戚の食事会まで参加する余裕をもてなかったのが一番の早退理由。家族を残して、日が暮れる前に一人東京へ引き帰してきてしまった。

私はもう長いこと家族には涙を見せないでやってきたと思うのだけど、今日はぼろぼろに泣いてしまった。一所懸命泣かないように努めることもできたし、たぶん少し前までの自分だったら、そんなことに神経をつかってぐっと我慢していた気がする。でも、そんなつまらないことに懸命になって何になるのよって今日は思った。我慢しないで、彼女を目の前にして自分が感じるところをしっかりと受け止めたいと思った。それがどんな痛みであれ悲しみであっても。

伯母のだんなさんで父の義兄にあたるおじさまが、とてもとても柔らかい表情で会葬者の皆さんにお礼のご挨拶をしていた。最期の妻の顔はそれはそれはとても美しかったんだと誇らしそうに言っていた。そして、これから一人でどうしていいかわからず途方に暮れているとも。伯母に向けられた愛情の深さを感じてとても切なくなった。

火葬場では伯母と最後のお別れをした。彼女の顔は本当に美しくて、もうとにかく悲しくて悲しくてたまらなかった。伯母のそばから自ら離れることができなくて、結局母に促されて彼女と別れた。その1時間後に再会したら、彼女は彼女の姿をしていなかった。逃れようのない現実だった。

でも、会社を休んででも行って伯母の顔を見られて、本当に良かったと思う。あといろいろ思うことは、うまく言葉にならないでいる。

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