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2005-02-20

世間ズレ

我が家にはテレビがなく、情報を垂れ流しで提供してくれるのはラジオだけ。そんなわけで、世の中の多くの人が「家に帰るとまずテレビの電源を入れる」のと同じように、私は「家に帰るとまずラジオの電源を入れる」のが常である。ニュースや天気予報など一般的な情報はほとんどラジオから得ており、昭和初期の人のようでもある。

しかし、このところ家に帰っても集中して考えなきゃいけないことが多く、ラジオもオフにして過ごすことが多かった。こうなると、私の住む部屋は完全に社会から遮断されてしまい(これはラジオでもテレビでも同じなんだけど)、世の中の人が普通に生活していて何気なく耳にするニュースもこちらには全く届かなくなる。勿論インターネットを通じて情報を取りにいけば済むことなのだけど、そうやって自発的な行動に出ない限り日に日に浮世離れしていってしまう。今の私は通常に増して少し宙に浮いていると思う。

世間からずれていってしまっているのはこれだけに留まらない。先日の茨城県震源の地震の時も、結構大きい地震で皆さん飛び起きたというけれど、私はすっかり深い眠りの中にいて、ほとんど無反応だった。確かに揺れを感じて、あれ?と思ったかすかな記憶はあるけれど、ほとんど憶えていない。自分の記憶の中にある揺れ以上に実際の世の中が揺れていたのだとすれば、この世間とのズレは結構怖いことだなぁと思う。私が世間とずれているのか、この部屋が世間とずれているのか。

加えて、このところずっとWEB系の雑誌や書籍ばかり目を通していて文学作品に触れられずにいたので、いい加減本を読みたいなぁと思って、移動時間などに意識的に時間を作ってみている。読みかけになっていた江国香織の「間宮兄弟」を読んでいる。本の中の間宮兄弟もまたかなり世間ずれしている。これでまた一層世間からずれていく。ずるずる、ずるずる。

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