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2005-02-19

傘にとって代わるもの

雨が降ったら傘をさす。傘ってどうも便利になりきれず中途半端な形状のまま生き延びている気がしてならない。多くのものが革新的な何かに変化を遂げる中、本当に長いこと傘は傘であり続けている。そろそろ傘世界にも何かダイナミックな変化が起きないものだろうか。

だって、一たび傘を持ち出すとずっとずっと手で持っていなきゃならないのだ。出がけ雨が降っていたというだけで、もしくは天気予報のお姉さんに「今日は傘を持ってお出かけください」と言われただけで、今頭上に雨が降っているか否かに関わらず、その日終日片手が傘に拘束されてしまうのである。電車の中で座席に腰を下ろした時ですら、真ん中の席だとどうにも手放せない状態で、隣の人や前の人に迷惑がかからないよう握りしめていなきゃならない。

また特に濡れた傘を持っている電車内や、傘を広げて人ごみの中を歩いている時など、雨のせいではなく傘のせいで、人はいらいらしているのだと思えてならない。皆傘を持っていなかったら、あれほどまで雨の日に陰鬱な表情を浮かべていないのではないか。もっとあっけらかんと開き直って「雨に降られちゃったよー、あっはっはー」と陽気にいけるのではないだろうか。外国人が傘をささないのはそのためか…と思うのは私だけ?

さらに傘をさしている時は、風が吹く度強く握りしめてあげないと飛ばされてしまうし、始終風が吹いている場合はずっとずっと力んでいないといけないから手がへとへとになってしまう。またちょっとした風でも、その風とうまいこと折り合いがつかないとすぐにポキッと折れてしまう。私がいつも500円以下の傘を使っているためかもしれないが、すぐ置き忘れてしまうから高いのを買ってももったいない。なくしてしまいやすいのもまた、傘ならではである。

そもそも、あのいかにも風と戦う気満々みたいな面構えがよろしくないのだと私は思う。私は雨をよけたいのであって、風と一戦交えたいなんてこれっぽっちも思っていないのに、傘を広げているといかにも私が風に突っかかっているように風に誤解されてしまう。「いやいや、そんなこと全然思ってませんよー」と私がいくらへつらってみたところで、私より前にいる頭上の傘がガン飛ばしているのだから仕方ない。おかげで私は毎回風に滅多打ちにされてしまう。

このように傘は多くの課題を抱えているのだ。そろそろ、雨が降った時の対応策として革新的な何かが出てきても良い頃ではないだろうか。地下を歩けたり地上でも屋根付きの所が増えたりはしているけれど、もっと直接的に傘にとって代わるもの、誰か発明してみませんか。きっと儲かるよ。傘を多用しない国では盲点になってるから競争相手も少ないし。

10年後にある「雨が降ったら○○する」の新常識。私が考えるとどうも明後日の方向へ行ってしまう。「雨が降ったら全身に防水バリア(NASAで開発)」「雨が降ったら休み(法律を制定)」「雨が降ったら防水全身タイツ(のび太の子孫が着てたみたいなの)」、一階層上げて「雨に濡れても心身の健康が損なわれない教育を施す」「雨に濡れても気にならない催眠術をかける」とか。

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